―――――――――――――――――――――――――――― 伯升(はくしょう)は王の部屋を抜けると、清罪宮に向かった。 ひょいひょいと壁を登ると、開いている窓から入る。 侵入した風で、灯火が揺れた。 伯升は細い換気口を伝って、例の場所に降りる。 ―面白い。 ふと、王のことを思い出して、笑った。 ああいう目は、久々に見る。 女では、杜太廷以来か。 警備兵の巡回をやり過ごす。 扉の前には四人。