「きぁー!」 突然止まった進行に、礼は駱駝から滑り落ちた。 だがその衝撃はない。 「お怪我は!?」 朱雀が飛んできた。 張湯も慌てて駱駝から降りている。 「だっ大丈夫。」 砂がクッションの役割を果たしたようだ。 「張湯!お前。」 「申し訳ありません!」 「何だというのだ!」 「朱雀、大丈夫だからあんまり怒らないで。」 「あれだよ。」 駱駝に乗ったままの伯升が、遠くを見つめていた。