ドンッ!!! 「口を潰してやろうか?」 杜廷尉は机を叩くと、頬を吊り上げた。 「ジョーダン、じょーだんっすよー。 引き受けますから、そんな怒らないでください。」 「たく。 いいか、王の足取りが一瞬掴めた。 だが、また逃げられた。」 ―ほう、あの王がね。 「今度こそ必ず王と祝融様を保護せよ、との丞相からの命令が来た。」 「何でまたうちに?」 「そんなことは知らん! とにかく、早急に王と祝融様を見つけ出すのだ。」