月物語2 ~始まりの詩にのせて~




伯升が走り去って、戻ってきた。



「地方軍のようです。
宿屋の主人がばらしたのかもしれません。
口止め料は渡したのですが。」



「そういう世だ。
仕方があるまい。
とにかく、お二人を安全な所へ。」



王は黙々と歩き始めた。