「どうやら気づかれたようです。 急ぎましょう。」 その声に、礼はすでに降り立っていることを知った。 「こっちです。」 馬を探しに行った伯升が呼びにきた。 白馬が一頭と、三頭の馬が用意されていた。 荷物も乗せられている。 近づいてみると、白馬の鞍だけがやたら豪華だった。 ―金大好のやつ。 あれだけ質素にと言っておいたのに。 とは思いつつも、綺麗な白馬だった。