―――――――――――――――――――――――――――― ―よし! 空だ。 劉巾はほっとした。 牢はすでにもぬけの殻だった。 「探せ! 城外に逃すな。」 意外にも口は、すんなりと演技をしてくれる。 外へ出ると、王を探す隊が組まれていた。 かなりの人数だ。 朱雀がいないことも気づかれたのだろう。 暫くして、獅子に捕まった。 花英という男はもういない。 「ちょっと、俺の命も助けてもらうぞ。」 そう言うと、獅子は劉巾を抱えて駆け出した。