「ならば都合がいい。 向こうが確信がない方が、こちら側が疑われずにすみます。」 東苑が唸った。 他に、誰も手は浮かばなかった。 「いちを、俺しか知らねーってことになってるから、遣いにはその作戦は俺が伝える。 なるべく皆動くなよ。 おそらく決起は二日後だ。」 「俺はそのつもりで動きます。 絶えず天を読み、祝融様が術を発動したら、すぐに向かいます。」 「わかった。 暫くは、解散だ。」 「彩夏殿のこと、よろしく頼みますよ。」 平当が不安げに言う。 東苑は、最後まで唸っていた。