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杜廷尉は、王と祝融から目を離さないよう、二人の従者に言った。



杜廷尉を先頭に歩く。



牢には伏せた張湯がいた。



王に鍵を渡すよう促される。



怪しいところはまだない。



「面をあげよ。
あなたが私を殺そうとした人の弟?」



王が言った。



穏やかな声だが、冷たさを持っている。



張湯が顔をあげずに、こくりと頷く。



「本当の親子兄弟でなくてよかったわね。」



王が皮肉を込めて笑った。