翌朝、礼は武則天のもとを尋ねた。 天界の真実を確かめなければならない。 来るのを待ち構えていたように、礼はすんなり通してもらえた。 「土の君様。」 武則天は、不思議なくらい穏やかな顔をしている。 「真実を、天界の真実を教えてください。」 そう言うと、武則天はあからさまな困惑を浮かべた。 ―うぐっ。 綺麗な顔でその表情をされると押しづらい。 だが、礼は空気を読めと言われても、絶対に引き下がれない。 それだけのものを、“向こう”に置いてきた。