自己中彼氏

「アナタこそ。
自分の罪を認めなかったじゃないですか?」







「何だそれ!?」







「だって、ほんとのことでしょ?」







嫌味ったらしく言う私に
男は結構腹が立ってるみたいだった。





フッ。



してやったり。





「ちょっと、そこ。
俺の特定位置なんですけど」




そう言って男は
私を押す。





「ちょっと!
特定位置でも私が先にいたでしょ!!」







今度は私が男を押す。





「やめろよ!
ここは俺の場所って決まってんの!!」







「あのぉ~…。
お客様ぁ……」