【ごめん。今日も無理なんだ】 この一言。 このたった一言で私の心は 崩れ落ちた。 また、春人への疑問が増える。 どうして。 どうして無理なの? 今までなら、お願いしなくても 迎えに来てくれたじゃん。 静かに雫が頬を伝う。 トイレに行き、誰にも聞こえないように 声を押し殺して泣いた。 まだ、浮気と決まったわけじゃない。 でもその不安が私をもっと不安にさせる。 私のこの気持ちが、春人に 届いたらいいのに……。 そんなせこい考えをしてしまう 自分を嫌った。