瞬さんには泣いてるところまで見られちゃったし、
改めて考えると、すごく恥ずかしいな‥。
「まー、いいやつなんだけどさ、無愛想だからさー
けっこう女の子には怖がられたりするから」
「あー‥確かにちょっと怖いって思っちゃったかもです。笑」
最初だけだけど確かにそう感じたのを思いだし
正直に打ち明ける。
「だろー?
逢坂、もともとちょっと人見知りだしさ、男には特に」
「!」
びっくり‥
わざわざそんなの口に出したことないのに知っててくれてたんだ‥。
やっぱり、先輩はすごいなぁ。
「でも、瞬さん、すごく優しかったです!」
ぶっきらぼうだけど、ほんと優しくって、
人見知りなわたしも全然大丈夫だったなぁ。
「ほんとかー?すごいなー。
あいつも大体、女子には人見知りなんだよね」
「え?そうなんですか?」
意外!
外見からして、すごくモテそうなのに。
「意外だろ?
あれで口が悪くなければ今よりもっとモテるんだけどさ‥」
「あー‥やっぱり、モテるんですねー」
ちくっ。
あれ?
なんか胸のあたりに痛みを感じた。

