―あの事件から6年が経った。 あたし、君島多美は6年前にあるカップルを殺した。 あれは彼氏が寛人を殺そうと馬鹿なことを企んで殺したから、アイツが悪い。 それなら彼氏だけ殺せばいい話じゃないかと思うだろうけどあそこで彼女に見られてしまった。 自分の彼氏が殺されたんだ、黙っていられるわけがない。 馬鹿な女の考えだったらすぐさま警察に追放するだろう。 だけど馬鹿ではないあたしは寛人が殺されたのを知っていたが警察には黙っていた。 警察なんか当てにならない、そう思っていたからだ。