「一輝と一花!二人とも起きなさい!」

「まだ眠いよ~」

「学校遅刻しちゃうわよ?早くご飯食べちゃいなさい」

「「は~い……」」


朝って忙しい。

あたしは仕事だし、一輝と一花は今年から小学生になった。

「卵焼き、うまい!!」

一輝が卵焼きを口に頬張りながら褒めた。

「そう?ありがと♪」

料理を褒められて悪い気はしない。

「ああっ!?もうこんな時間!お母さんもう行くね!戸締まりよろしくね!!」

「「わかった。いってらしゃーい」」