あれだけの事をしてしまったのに...神様が何もせずに人間界に返してくれる筈がなかったのです... 油断してしまいました... ぼんやり薄れていく意識の中、微笑する神様の顔が見えた ――しばらくすると、何もわからなくなってしまった...―― 「...これでいい...例え恋をしてしまったとしても...記憶を消してしまえば...」 倒れたシセルを見つめながら、不適に笑う神様を、シセルは知らなかった...