咄嗟に棒を持ち、構えた。 武器があるだけでも、少し安心した。 しかし、未だ肩は震えるし、足もガクガクする。 ・・・あることを思い出した。 もしかして、こいつが、ゴータとビンゴを攫った奴か・・・!? 「・・・なぁ。聞きたいことがある」 サクラがいない今、俺が聞くしかなかった。 出た声は、今にも裏返りそうな不安定な声だったと思う。 「お前が、ゴータとビンゴを攫ったのか?」