しかし女王さまはここで降りるわけにはいかないようだ。 サクラは言った。 「ここまで来たんだから、最後まで行くわよ!」 こんなときに不謹慎だが、俺は思う。 こいつの前世はヨーロッパの女王に違いない。 「・・・あと・・・」 声を落として言葉は続いた。 「ゴータを攫った奴を、絶対捕まえる」 声でしか判断できないが、サクラは真剣そのものだった。