鉛のように重くて、動かない足。 ・・・これは俺だけか? 「なぁ皆、平気、か・・・」 言いかけて気がついた。 俺は馬鹿だ。 首を三人の方に向けている。 「し、ショウタ・・・!振りむいてんじゃないわよ!」 しまった! 「ショウタ、お前、死ぬな!」 「まだ早ぇよ」 「でも、一回振りむいちゃいましたよ・・・っ」 「だ、大丈夫だ」 多分・・・。