「海外で持つつもりか」

「あれ、バレた」

 アユタは銃刀法の届かない海外に行き、本物の武器を触るつもりなのだ。

「考えておく」

「やったぁ! あ、もちろん姉ちゃんも一緒だよ」

「!? あたしも!?」

 ナユタは驚いて自分に人差し指を差した。