「ちょっと脹らんでるでしょ。アンクルホルスターっていう足首に装着するタイプもあるんだ」

「へえ……」

 ホントによく見てるし知ってるなぁ……ナユタは感心しながらベリルの足首を見つめた。

 アユタはゲームっ子で、家庭用だけじゃなくパソコンでも色んなゲームをしている。

 あたしが受け取りに行かされたモデルガンだって、小学生の自分だと保証人が必須だからあたしの名前を明記していたんだ。

 ネットでの注文だったから、身分証として保険証出したあたしの身にもなってほしい。

 実は車の免許も合格しているけれど、まだ免許証は受け取ってない。