「あ、それとさ」

 帰ろうとした青年は、思い出したように振り返った。

「どうも追いかけてんのは不死関係じゃないっぽいよ」

「! ほう」

「今解ったのはそこまでなんだ。また解ったら連絡する」

「頼む」

 青年が帰ったあと、3人はベンチに腰掛けベリルは紙バッグの部品を確認するように見つめた。

「ナユタ」

「あ、はい」

 手を出され、預かっていた物をバッグから取りだして手渡す。