「他にも武器持ってるの?」

「聞いてどうする」

「ねね、特殊部隊所属か何か?」

「傭兵なんだって」

 ナユタは彼の機嫌を損ねないようにビクつきながら説明した。

「! へえ~」

 アユタはさらに関心を示したようで、彼の周りをゆっくりと周りマジマジと見つめる。

「ちょ……っ!?」

 もっと怖がるとかしないさいよ!

 逆に興味を増したアユタに彼女はギョッとして首根っこを掴んだ。