「アユタ!? なんでここに……っ」

「カンタンじゃん。オレのモデルガン取りに行ってベリルに会ったなら、店の近くで出会ったのかな? ってね」

 驚く姉に少年は、両手を頭の後ろで組んで説明した。

 確かに、予想通りの結果になった訳だが、他の状況でも充分に考えられる事である。

 迷うことなく決断したアユタにベリルは少し感心したが、その予想を考慮してすぐにカフェから出たというのに、少年は即行で見つけ出した。