「α版から送られてくる」

 死なないからと無茶な物を送ってくる場合もある……と、何かを思い出して目を据わらせた。

 よほどの物が送られた経験があるようで、ナユタは「ご愁傷様」と心の中でつぶやいた。

「ここで1人落ち合う事になっている」

「! ああ、それで」

 だからのんびりしてるのか……ナユタは納得して肩の力を抜いた。

 そうして、ベリルの横顔を再び見つめる。

 出会えたコトは凄く嬉しい。