「あの……」

「なんだ」

 険のない物言いで聞き返される。

「別の問題って?」

「知りたいのか」

「出来れば教えて欲しいんですけど」

 つぶやくように発すると、彼は面倒そうな顔をして口を開いた。

「私が不死なのは知っているな」

「うん」

 まだ信じられないけど。