それからナユタは、限られた時間の中で色んな事をした──膝枕をしてもらったり、手をいじらせてもらったりと2人だけの時間を楽しんだ。 それでも、彼はどこかあたしたちの世界とは違うんだ……と、まざまざと見せつけられるその存在感に息を呑む。 こんなにも強く存在しているのに、どこか儚く消え入りそうな……これが『不死』というものなのかな。 あたしの体を差し出したって、彼の心は癒せない。 そんなことでは無いんだと解ってる。