戦士の休息

「おはよう」

「あ、おはよう」

 変わらない微笑みに、少しあっけにとられたが挨拶を返す。

「シャワーを浴びてくると良い」

「うん」

 この部屋には簡単なキッチンがあって、彼がコーヒーを煎れるために向かうのを横目に見ながらバスルームに向かった。

 シーツを床に落とし、シャワーに手をかける。

 大理石の壁を見つめながら昨夜の事を考えてニヤついたり慌てたりしたが、先ほどの彼の表情に少し寂しい気持ちにもなった。

 まるで、昨日の事は夢か幻だったかのように、何も変わらない表情を見せる。