戦士の休息

 唇が解放され、ベリルの胸に倒れ込むように顔を埋めた。

 キスなら何度も経験しているけれど、こんなに気持ちの良くなるキスは初めてだ。

 キスだけで終わるのは嫌だな。

「……」

 しまった、加減すれば良かったか……ベリルは、じっと見つめるナユタの視線に顔をしかめた。

 次に彼女の口から紡がれる言葉は何か想像がつく。

「子どもは相手にしない」

「! 子どもじゃないです」

 牽制したが無駄に終わった。

 どう言えば諦めてくれるかをまた考える──

「ここ(ソファ)ではな」

「! 寝室? あっち?」

 立ち上がったナユタに目を据わらせた。