戦士の休息

「……」

 腰をかけたベリルが眉をひそめる。

「……? ハッ!?」

 あたしってば、なにイキナリ隣に座ってんの!?

「ごめんなさいっ」

 自然な流れでベリルの隣に腰掛けていた自分に慌てた。

「構わん」

 落ち着いた処で、上品な作りのポットからティカップに紅茶を注ぐ。

 ストロベリーの香りがリビングに充満し、ナユタは目を閉じてその香りを全身で感じた。

 フレーバーティを口に含むと、程よい甘さと少しのシナモンが鼻を刺激する。

「はぁ……」

 今までの緊張が嘘のように消えていき、小さく溜息を吐いて視界全体でテレビ画面を捉えた。