しかし──

「いい……」

「! そうか」

「ベリルと2人でいたい」

 だって、もう色んなところには行ったもの……電車に乗って公園に行った。

 いくつも公園回ったもの。

「いいだろう」

 そう言って立ち上がり、ナユタについてくるようにあごで示した。