戦士の休息

「フォ、フォアグラ? キャビア?」

「ククッ……」

 右往左往しているナユタを見たベリルは、喉の奥から絞り出したように笑う。

 これ以上はさすがにかわいそうかなと、軽く手を挙げウエイターを呼んだ。

「ミックスサンドとコーヒーを2セット」

「かしこまりました」

 ウエイターがナユタの持っているメニューを受け取ろうと手を差し出され慌てて手渡し、呆然とベリルを見つめた。

「軽い食事も出来るようになっている」

「そ、そうなんだ」

 流れるクラシックは心地よく、向かいに腰掛けているベリルと店内の装飾とが見事にマッチしていてナユタから溜息が漏れた。