戦士の休息

「どうするね」

 瞳を細めて問いかけると、章はムチをそそくさとまとめて背中を丸め去っていく。

 それを見送り小さく溜息を漏らして、右腕の武器に視線を移す。

「かなり改善の必要がありそうだ。当分、実用化は見込めんな」

 発して試作品を外すと、その部分が焼けただれていた。

「……っ」

 それで時々、苦しそうな声だったんだ……ナユタは思わず手で口を覆う。

「大丈夫?」

 さすがのアユタも心配そうに見つめた。

「問題ない」

 ベリルはバックポケットに納められていたバンダナを取り出し、焼けただれている腕に巻き付ける。