そんなリビングテーブルの上は、妙に上品だった──ケチャップベースで作られたソースの上には、形の良いスコッチエッグ。
コンソメスープにグリーンサラダ、極めつけはリンゴの飾り切りだ。
「……」
どう見てもこれは母の手際じゃない……と、2人は無言で目の前の料理を眺めた。
「今日は2人ともどうするの?」
朝食を食べながら会話する。
「もちろん、オレと姉ちゃんは兄ちゃんとお出かけだよ。ね」
「あ、うん……」
同意を求められてナユタは思わず頷いた。
彼と一緒にいたいのは事実だし、離れちゃいけない理由がある。
コンソメスープにグリーンサラダ、極めつけはリンゴの飾り切りだ。
「……」
どう見てもこれは母の手際じゃない……と、2人は無言で目の前の料理を眺めた。
「今日は2人ともどうするの?」
朝食を食べながら会話する。
「もちろん、オレと姉ちゃんは兄ちゃんとお出かけだよ。ね」
「あ、うん……」
同意を求められてナユタは思わず頷いた。
彼と一緒にいたいのは事実だし、離れちゃいけない理由がある。