「おはよう~」

 次にナユタが現れて、同じように目を丸くした。

「あらあら、みんな早起きねぇ~」

 高校を卒業したナユタが朝8時に起きる事など珍しい、しかも今日はアユタも休みだ。

「これもベリルさんのおかげかしら?」

 コロコロと笑って彼に視線を向けた。

「どうでしょうね」

 ベリルはニコリと微笑む。