戦士の休息

「今の下着……」

 脱衣場から出てきた母に発すると、彼女は少し照れたような嬉しそうな顔をした。

「お父さんがボクサーパンツ使ってて良かったわよねぇ」

 などと言いながら、キッチンに足早に消えていく。

「そうね……」

 ナユタには、もうそれしか言えなかった。

 あれは予備に置いていた父の下着だ……まあ、新しい下着を出すしかないから仕方ないけど。

「確かにそうよね」

 彼がブリーフとかだとちょっと嫌かも。

 だからってトランクスっていうのもね……と母の言葉を思い起こし、納得するように扉の前で唸る。