「とりあえず
お前らの担任を呼んだから」
ーー……
ｺﾝｺﾝ
ヒロちゃんが入れと言うと
『失礼します』
ドアが開くと同時に懐かしい顔があった
『たくぼ?』
『よー久しぶり
って何その格好…』
「…笑いたきゃ笑えばいいぢゃない」
どいつもこいつも
「笑うつもりなんかねーよ
姫は可愛いよ」
「…ありがと」
おうって言って頭を撫でてくれた
隣を見ると
晴はムスッとしていた
たくぼーは
よく溜まり場に来てたけど最近来てくれなくなったから、本当に久しぶり
『よろしーくっつー事で
お前らの担任だからな』
あのたくぼーが担任かあ
出来るのかしら?
『顔に出すぎた』
頭をぐしゃぐしゃに撫でた
「溜まり場に来た時そんな一言も言ってなかったぢゃない」
