そんな事考えてると教室の前に来るとたくぼーまた振り向いて



「入れって言ったら入れな?」


頷くとたくぼーが教室に入っていった


「おーい静かにしろやぁ!」

さっきまでうるさかった教室が静かになった


たくぼーの入れの言葉で教室のドア開けた



あらあ
カラフルじゃない
見渡す限り
髪の毛が凄い事になっていた


「お前ら紹介しろ」

頭の上から声がした


「中森美嘉ですよろしくお願いします…」

目線が痛々しいのであまり見ないで欲しい


「……」

晴は喋りそーにない
緊張とかぢゃなくて
多分ダルいだけだと思う

「はるっ」

そう呼ぶと
溜め息を吐いて
「太田…晴輝…」


自己紹介が終わると
「あらら残念やな〜あ
美人やかと思って居たんやけど」

「俺も期待してたのに」



静かなに言ってるつもりみたいだけど
まる聞こえなのに


「でもあの女の隣の人かっこよくない?」



そんな言葉が
あちこちで聞こえた



言いたい事あんなら
面と向かって言えばいいのに



ガタンッ
「チッ」
晴が近くの机を蹴り飛ばした