ヒトコエ。




「はい、これ」


ピンクの小さなショップ袋。

『え?これくれるの!?』


あたしの大好きな
コスメショップのものだった。

りさは何もいわなかったけど、
すごくニコニコしていた。


『ありがとー!開けていい?』

「どーぞ。大したものじゃ
ないんだけどね」