「あたしだってかわいいときがあったんだよ。」 ヒッヒッ、と特徴的な引き笑いをする花おばあちゃん。 でも、実際こうやって伝説を信じた人が叶ったんだもん。 それだけでもすごいことだよなぁ……。 「いいなぁ…あたしも好きな人欲しい~。」 美希ちゃんはうっとりとした目でどこか遠い世界にいってしまった。 「あーあ、また始まった。 美希の妄想……」 爽太くんがボソッと呟いたのを聞いて、あたしと花おばあちゃんは目を合わせて笑った。