「ばあさん、この祠って縁結びの効果のある祠なのかっ?」 興奮した口調で花おばあちゃんに聞く爽太くんに、花おばあちゃんは大きく頷いた。 「そうだよ。 この祠は縁結びのある祠。 なんでそう呼ばれるようになったか聞きたいかい?」 くしゃくしゃのしわだらけの顔は優しく微笑んだ。 「花ばあちゃん、聞かせてっ。」 キラキラと目を輝かせる美希ちゃん。 「それじゃぁ、話そうかね。」 ふふ、と口を緩ませた花ばあちゃんは口を開いた。 「昔、この島に若い男と女がいたの……。」