「ついてきて。」
そう言った爽太くんは、昼間あたしたちが会った丘に登っていく。
一体何なんだろ……?
しばらく歩くと爽太くんの登っていた木が見えてきた。
「あ、来た来た!!」
「美希ちゃん!!
それに祐一くんまでっ」
木のそばには美希ちゃんと祐一くんが座っていた。
「みんなどうしたの?」
さっきまで一緒にいたメンバーが揃ったことに驚きを隠せないあたし
そんなあたしに構わないような笑顔で美希ちゃんは笑った。
「これでもあたしと爽太、天文部なんだよね。
部活で学校に行かないかわりにときどきここで星の観察してんの♪
祐一は星に詳しいからうちらレポートとか手伝ってもらってんの」だ
なるほど。
それなら納得だ。
よく見ると、美希ちゃんたちのそばには星の図鑑や、懐中電灯やらお菓子がある。
「え、でもなんであたし誘ってくれたの?」
「そりゃ、友達だからでしょ。」
祐一くんがポテチを手にとって当たり前のように言う。
「せっかくここに来たんだし、1つでも多く思い出残した方が得だしね。」
爽太くんがあたしの肩にポンと手をかけた。
友達……かぁ。


