和葉さんに外にでることを伝えたあと、あたしは急いでサンダルを履いた。
ガチャ
玄関のドアを開けると、涼しい空気があたしの体を包んだ。
そしてその先には昼間と同じラフな格好をした爽太くんがいた。
「爽太くん、どうしたの?」
「ん?星見てほしくて来た。上見てみ」
促されるままあたしは真っ暗な空を見上げた。
「わぁ……。」
空は暗くなんかなかった。
数えきれないほどの白い光が夜空を埋め尽くしていた。
「すごいきれぃ……。」
「だろ?
1人で見るよりもこうやって共感できるヤツがいた方がいいと思ってさ。
俺みたいなのでも人並みの感情はあるし」
ニカッと笑う爽太くん。
星で明るいとすら感じる空間で爽太くんの顔は充分過ぎるほどよくみえる。
「ありがと、爽太くん」
「ま、俺はただのお迎え係なんだけどさ。」
え?


