ぺらぺらと話すあたしを和葉さんは嫌な顔ひとつせず聞いてくれた。
「本当に仲良くなれそうな友達ができてよかったわね。」
「はい。」
食後のお茶を飲みながら、あたしたちはずっと話をしていた。
「そういえばこんな話知ってる?」
突然少女のようにかわいらしく笑った和葉さん。
「?」
「あたしがこの島に来たばかりの頃、花おばあちゃんから聞いた話なんだけど、この島のどこかに小さな祠があるんですって」
「ほ…こら、ですか?」
「えぇ、何でもその祠に白い花を生けると、恋の願いが叶うんですって。」
恋のお願いかぁ……
なんかロマンチックかも♪
「和葉さんは探したことあるんですか?」
「もちろん。
やっぱ恋といえば女の子の必須項目だもの☆」
くすっ。と笑った和葉さんをよそに、陽一さんは気まずそうに咳払いをした。


