だんだんと近づくフェリー。 それと同時に別れの時間も近づく。 「美希ちゃん、祐一くん。 1か月の短い間だったけど、みんなに会えて本当に楽しかった。 ありがとうね」 「東京にいっても、美希と連絡とってね!! また遊びにきてね!!」 「病気、よくなるといいな。 向こういっても頑張れよ」 2人の言葉に大きく頷いたあたし。 そして、大きな荷物を手にしようとしたときだった。 「夏海!!」