夏コイ★1ヶ月の特別な時間



あたしたちは鳥居をくぐって祭りから離れていく。



そして、民家の周りを縫っていく。

この辺は何度か通ったことがあるけど、暗いとどこを歩いているかわからない。





「どこいくのー?」


「もうちょっと。」



美希ちゃんが声をかけても爽太くんはそう返すばかりだった。