「あれ、そういえば男どこいった?」
あ、そういえば先に鳥居くぐって、それから美希ちゃんがクレープまっしぐらで忘れてた
「ま、小さいお祭りだしまたすぐ見つかるか。」
開き直ったように美希ちゃんはつぶやくと、おいしそうにクレープをほおばった
「んーっ、おいしーっ♪」
あ……
「美希ちゃん、口にクリームが。」
口についたクリームをあたしはぬぐってあげた
「うわ、今めっちゃドキっときたよ!!
男ならキュン死にする!!」
「へっ?あ、そうかな……。」
目をキラキラさせてあたしに近寄る美希ちゃん
もし美希ちゃんみたいな妹がいたら、あたしほっとけないだろうなぁ


