夏コイ★1ヶ月の特別な時間




普段はかない下駄で、浴衣を乱さないようにあたしは待ち合わせ場所に向かった。


神社の鳥居の前には祐一くんがいた。



「祐一くんっ」


「お、夏海浴衣じゃん♪似合ってるよ」


「あ、ありがとう」



うわー、カッコいい人に言われるとやっぱ恥ずかしいな……////



「おーいっ!!」


「あっ、美希ちゃん」



カランカランと下駄を鳴らしながら駆け寄ってくる浴衣姿の美希ちゃん


「わぁっ、夏海ちゃんすっごく似合ってるー!!」


「美希ちゃんもすっごくかわいいよっ」



花柄のかわいらしい浴衣をきた美希ちゃんは顔を赤らめた




「なんか浴衣ってけっこう雰囲気変わるよな。
美希も大人っぽいし」


「でしょでしょ~」



祐一くんにも誉められてごきげんの美希ちゃん

そんな姿も可愛らしかった。