「なぁ……」 光樹が気まずそうに口を開いた。 「そろそろ俺…行かねぇとまずいんだけど…。」 時計を見るとあれから2時間近く経過していた。 「ごめん…。ありがとう。」 あたしは光樹の目をまっすぐ見て言った。