慌てた光樹はあたしの腕を掴んで、女子トイレへと駆け込んだ。 その間、光樹はずっとあたしの背中をさすってくれていた。 もどしたせいか、少し楽になった。 「一応病院に行くぞ。」 「え?どうして?」 あたしは寝たいんだけどな…。 「なんで?って…さっきからフラフラだし、顔が真っ青だから。」 あたしってそんなにえらそう? 確かにえらいけど…。