「♪」
「白斗」
さっき紅之介と別れたため、機嫌が良いのである。
「なぁに?いろはちゃん?ふふ。こうしてると、新婚夫婦だね」
どうみても兄弟にしか見えないと思う。
「カゴにコンドーム入れるのやめてくれない?」
「ええ!?僕達、まだ学生だし…」
「違う!そういうことじゃないよ。
大体なんでやるのが決定済みなの?」
「ぼ、僕、最近、いろはちゃんを感じてないから、寂しくて…。あの夜のこと、忘れられなくて」
「感じるも、何も…う…」
ビクビクと言った感じで発言する白斗、
目はウルウルしており
騙されそうになる。
ああ、もう。
「って、私達一回もやったことないでしょ!何があの夜なの!」
「えへへ。ばれちゃったね。でも僕、いろはちゃんが僕をオカズにしてることは知ってるよ?僕の名前呼びながら、ね」
少し赤らめながら話す白斗。
「そんなことしてないよ!」
「…え?」
「え?って」
「いろはちゃん、誰を使ってるの…?」


